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2012年度グローバル・ビジネス研究科主催シンポジウム

「30年後の日本の競争力」

インターネット時代の消費と流通を問題に、今後の企業の在り方が議論された

グローバル・ビジネス研究科は2012年12月6日、駿河台キャンパスのリバティホールでシンポジウム「30年後の日本の競争力」を開催した。同シンポジウムには、大学関係者・学生のほかに企業人も多く来場し、約500人が熱心に耳を傾けた。

我が国の国際競争力の低下の原因を、国力、経済力、ひいては企業の国際競争力の低下の総和だとし、我が国企業の国際競争力を再生させるための方策として、第1部では「30年後の産業基盤」(山口不二夫グローバル・ビジネス研究科教授)、「ゲームのルールの推移と日本企業の競争優位性」(青井倫一グローバル・ビジネス研究科教授)の2つの基調講演が行われた。

第2部では「日本の競争力」と題し、「グローバル社会を企業がどう生き抜くか」をテーマに、コーディネーターの野田稔グローバル・ビジネス研究科教授による司会進行のもと、犬塚力常務役員総合企画部部長(トヨタ自動車株式会社)、上原征彦グローバル・ビジネス研究科教授、山口教授、青井教授によるパネルディスカッションが行われた。現在の日本経済を踏まえたモノづくり、原点に戻っての質や技術の向上、企業の方向性についての明確化など、多面的な角度から活発に意見が交わされた。