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理工学研究科 オレゴン大学大学院ポートランド校から短期留学生が来日

石巻の研究プログラムについて説明するヴォイス君

理工学研究科建築学専攻(担当:小林正美教授、佐々木宏幸教授)は、オレゴン大学大学院ポートランド校との大学間協定に基づく交流プログラムを実施した。2012年12月11日にリバティタワー23階矢代操ホールで、勝悦子副学長(国際交流担当)、小林教授、佐々木教授らが、オレゴン大生15人、ハワード・デイヴィス教授、ハヨ・ナイス准教授と意見を交換した。

勝副学長は「日本・アメリカ両国の建築やデザインの理解を深めるためにも、良い機会だ。また、東京には沢山の文化や建造物があるので、みなさん楽しんでください」と述べ、3キャンパスの紹介や中野キャンパスについて紹介した。デイヴィス教授は、謝辞につづけて「今回、建築学科学生の学術交流という素晴らしい時間を与えていただき大変うれしく思う」と述べた上で、昨年完成した新和泉図書館の建築にも深く興味を示した。また、小林教授が12日にオレゴン大生らと石巻に訪問する予定があることに触れ、ナイス教授は、「私の教えているクラスには被災地を研究をしている学生が数人いる。昨年卒業した二人の学生は、石巻と陸前高田をテーマに素晴らしいプロジェクトを展開した」と語った。

13日には、矢代操ホールで、オレゴン大生と明大生による学術交流講演会が行われ、明大生6人・オレゴン大生6人がそれぞれ研究を発表した。続いてデイヴィス教授は「脱工業社会におけるクラフトマンシップ」、ナイス教授は「CESとHNAによる日本における設計事例」を題目にスピーチした。オレゴン大からは、2013年に中野キャンパスに交換留学をする学生も参加し、和やかな雰囲気でワークショップが実施された。

この共同プログラムは、独立行政法人学生支援機構の(SS・SV)奨学金を活用した連携教育プログラムでオレゴン大学生らは昨年12月7日から15日まで来日。同10月には明大生15人がポートランドを訪れオレゴン学院生らと短期ワークショップを開催した。