Go Forward

博物館 「明治大学で宮崎の歴史を学ぼう作文コンテスト」表彰式

授賞式前には博物館所蔵の内藤家文書の観覧も行われた 受賞式を終えて風間館長と(左前3人目)

譜代大名内藤家旧領(宮崎県および同県延岡市)交流事業のひとつ「明治大学で宮崎の歴史を学ぼう作文コンテスト」の授賞式が2012年11月10日、駿河台キャンパスアカデミーコモン地下1階の博物館で執り行われた。

和やかな雰囲気に包まれた授賞式では、受賞者の家族や学校関係者らが見守る中、風間信隆博物館長(商学部教授)から、小・中・高校生各部門の優秀賞と入選の受賞者に、それぞれ賞状と記念品が手渡された。風間館長はあいさつで、祝辞に続け「明大は5万点を超える内藤家の古文書を預かっている。このことを通じて交流できることを嬉しく思う」と述べ、「受賞者の皆さんは、これから明大と宮崎をつなぐ人になってください」と若い受賞者へ語りかけた。 

続いて優秀賞3人の作文発表が行われ、小学生の部から新田庸理さん(延岡市私立尚学館小4年)、中学生の部から菊池恭さん(延岡市立恒富中2年)、高校生の部から東愛里さん(宮崎県立宮崎南高2年)が、ふるさとの歴史や祭りなどの文化、古くから伝わる先人の努力などを紹介する作文を読み上げた。

このコンテストは、同館が所蔵している宮崎県の一部と大分県の一部を旧領とした内藤家の文書にまつわる本学名誉教授の故木村礎元学長を中心とした本学教員や博物館の研究活動を縁に、宮崎県延岡市の小・中学生、宮崎県内の高校生を対象に実施されたもの。昨年5月の1カ月間の募集で、90件の応募があり、厳正な選考を経て受賞者を決定し、明大へ招待した。

当初は、昨年8月2日のオープンキャンパスの日に合わせて招待する予定だったが、台風の影響で飛行機が欠航となり、延期されていた。