Go Forward

女性が活躍する場へ

眞田 瞳(1958年法学部卒業)

木枯らしの吹くある晩、紫紺館を出て、威風堂々たるリバティタワーの前を通り、甲賀坂交差点を渡って、大学会館の前を過ぎた時、左手前方に煌々と光り輝く巨大なビルが目に入って来ました。130周年記念事業の一環として建築中の最先端研究棟であるC地区建造物だったのです。明るい前途に思いを馳せて、感動しました。

思い起こせば、女性法曹の輝かしい歴史と伝統に憧れて入学し、能力と努力不足で、夢は叶えられませんでしたが、暁の鐘を撞き続けた偉大な諸先輩や先生方に直接教えを受けることができたことは、何よりの誇りです。

バックボーンを強固にして下さった母校に感謝の気持ちを込めて、今までは周年ごとにささやかながら寄付をさせて頂きました。一昨年より、寄付金の使い道を自分で選ぶことができる募金制度になりましたので、昨年は細野はるみ教授のジェンダーセンターを支援したいとの思いから「研究サポート資金」へ、今年は、勝悦子副学長がご活躍の「国際化サポート資金」へ寄付させて頂きたいと思っています。そして次は、「スポーツサポート資金」を通じて、三木容子監督が優勝に導いた体育会射撃部へと、目的が明確になって、夢が広がります。

生涯現役を目指して仕事に励んでおりますので、微力ですがサポーターであり続けたいと願っております。