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日本マクドナルドホールディングス株式会社原田泳幸氏が講演

「社会へ出ていく学生たちへ」

大学職業指導研究会副会長である福田敏行就職キャリア支援部長があいさつ 「世界のルールを持って日本において戦え」と熱く語る原田氏

大学職業指導研究会第二分科会は1月25日、創立30周記念式典を明治大学駿河台キャンパスのリバティホールで開催した。

明治大学も加盟しているこの大学職業指導研究会は、首都圏を中心とした私立大学の就職業務に携わる担当者が業務における共通課題について研究・協議および情報交換を行い、学生の就職活動を支援することを目的として活動しており、中でもこの第二文化会では学生の相談・カウンセリング等就職業務の研究を行っている。

式典では立教大学キャリアセンター事務部長の山下恭弘会長、明治大学就職キャリア支援部長の福田敏行副会長らのあいさつの後、日本マクドナルドホールディングス株式会社の代表取締役会長兼社長兼最高経営責任者である原田泳幸氏が「社会へ出ていく学生たちへ」と題して記念講演を行った。会場には大学指導研究会関係者・教職員のほか、多くの学生も集まり、マクドナルドの経営を立て直した功労者として知られる原田氏の講演に約400人が聴き入った。

原田氏は、学生が就職活動に際して企業選択をする際に「グローバル」「歴史」「ピープル・ビジネス」「キャリア・オポチュニティ」「ビジネス・スケール」の5点を重視すべきだとし、日本マクドナルド社を例に、グローバルな視点で世界のマーケットを意識することの必要性や、失敗・挫折などの歴史を乗り越えた会社の強みを語り、「“People”がイノベーションを起こす」の理念に基づく社の人材育成のシステムなどを紹介した。

また「成長のためには痛みを伴う改革が必要」「弱みを克服するよりも強みを伸ばせ」「想像は常識の否定からはじまる」「知識や勉強は手段に過ぎない。自分の力で改革を起こせ」などと強く提言、講演後の質疑応答では「現代社会で求められる人材」についても語られ、これから社会に出る学生にとって意義のある講演となった。