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こなら楽舎企画 学生ボランティアプログラム



生田ボランティアセンター(こなら楽舎)は、昨年12月22日、川崎市多摩区菅こども文化センターにて「リサイクル工作教室」を実施、同25日に福島県飯館村の仮設住宅で「までいプロジェクト」を開催した。

菅こども文化センター・リサイクル工作教室

こなら楽舎の学生スタッフ「やさしいくらし」4人は12月22日、菅こども文化センター(わいわいお楽しみ会)で「リサイクル工作教室」を開催した。

このボランティア活動は、家庭にある洗濯バサミやペットボトルキャップや廃品などを使って、おもちゃを作り、遊びのルールを創造するもので、地域の子供たちが集まりミニカー作りや釣りなどをして楽しむもの。

参加した子供らの保護者は「ゴミにしてしまうもので遊べる工夫が子供の成長に良い」と感想を述べていた。

福島県飯館村の仮設住宅で布ワラジ作り「までいプロジェクト」

12月25日には農学部の服部俊宏講師のコーディネートの下、こなら楽舎の学生スタッフ7人が、東日本大震災後の放射線の影響により避難生活を過ごしている福島県飯館村の福島市松川町第一仮設住宅の集会所を訪問、布ワラジ作り「までいプロジェクト」に参加した。

これは農学部の登尾浩助教授、市田知子教授、服部講師が昨年から、大学の助成を受けて取り組む、原子力災害による避難からの早期帰還を目指した研究プロジェクトの一環で、農村地の伝統を知り、被災地の人々との協働から復興の在り方を考えるもの。

今回は、古い着物を使ってワラジによみがえらせる「ワラジ作り」が行われた。参加した学生は、ワラジを編むのは初めてで、飯館村の方々が作る丈夫で履き心地がよいワラジに、「経験で培われてきた技術をもっと知りたい」と充実した交流が行われた。

※までいとは、真手(まて)という古語が語源で両手を意味しており、手間暇惜しまず丁寧に心をこめてつつましく、という意味で東北地方で使われる方言