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2013年度一般入試 志願者数7年連続10万人超 4年連続で日本一

2013年度の明治大学10学部の入学試験は、大学入試センター試験後期日程(3月4日出願締切、14・15日合格発表)を除いて終了した。長引く不況の影響による地元志向や、「早慶明」とくくられるなど、明大が難関校として認識された反動を受けつつも、総合数理学部の新設や、就職力、校友の活躍など明大の社会的評価の高まりにより、各種推薦・特別入試を除く総志願者数は10万9312人(2月22日現在)で、7年連続で10万人を超えるとともに、4年連続で志願者数全国1位となった。【13面に志願者数データ

各種推薦・特別入試を除く2013年度明治大学10学部の入学試験志願者数は2月22日現在、10万9312人となり、前年最終合計11万3320人より3.5%減と4008人少ないが、すでに志願者数が確定している早稲田大に2544人の差をつけて、4年連続で志願者数全国1位となった。18歳人口が昨年より増加に転じた本年度の一般入試全体は、本学をはじめ出願者数が未確定な大学もあるが、難関校敬遠、地元志向、卒業後の進路(就職)など、安全志向がより強まる傾向となった。

明大の一般選抜入試志願者数は5万9336人で前年比1.5%増であるが、新設される総合数理学部の2657人を含むもの。文系学部は政治経済・経営・国際日本が志願者を増やしたが、法・商・文・情報コミュニケーションで減少となった。理系学部は、就職を意識した受験生に支持され、前年に続き理工が志願者を増やしたが、農は微減となった。

大学入試センター試験は、全国で57万3344人が利用、昨年を1万7807人上回ったが、明大のセンター利用入試は理工を除き減少となり、浪人回避や地元志向の影響を強く受けた格好となった。

今回で実施7回目となる全学部統一入試は、全国8都市〈札幌、仙台、東京(駿河台・和泉キャンパス)、神奈川(生田キャンパス)、名古屋、大阪、広島、福岡〉で開催され、全体で前年を2.5%上回る455人増の1万8410人(新設の総合数理学部の1559人を含む)となった。

なお東日本大震災で被災した受験生へ、昨年と同様に入学検定料(受験料)の全額免除と、入学後の授業料減免等の特別措置が講じられる。

志願者数をはじめとする入試情報は明治大学入試総合サイトで公開している。

2013年度入試 主要私大志願者数(2月22日付、明大広報課調べ)

1 *明治大 109,312 113,320 -4,008 96.50%
2 早稲田大 106,768 108,527 -1,759 98.40%
3 法政大 89,047 85,129 3,918 104.60%
4 *日本大 87,455 84,514 2,941 103.50%
5 *近畿大 83,138 79,722 3,416 104.30%
6 中央大 81,713 83,997 -2,284 97.30%
7 *関西大 80,852 79,980 872 101.10%
8 *立命館大 75,118 85,031 -9,913 88.30%
9 立教大 71,096 69,452 1,644 102.40%
10 *東洋大 63,127 64,806 -1,679 97.40%
11 青山学院大 56,563 55,692 871 101.60%
12 *東京理科大 51,401 51,772 -371 99.30%
13 同志社大 51,301 51,070 231 100.50%
14 関西学院大 44,017 42,513 1,504 103.50%
15 慶應義塾大 42,785 43,265 -480 98.90%
*は2月22日現在 志願者未確定大学