本キャンパスの最大の特徴は、都市型立地のバーティカル・キャンパスであることです。
大学の機能を立体的に組み上げることで大きなオープンスペースを生み出し、建物と一体となったランドスケープデザインが積極的に周辺環境の向上に寄与します。
東側の公園や公共空地に面するエントランスには、特徴的な柱に支えられた大庇で学生を迎え入れます。
キャンパス中央に東西を軸にするキャンパスモールを設けています。
南側の高層棟と北側の低層棟の間にガラス屋根を架け渡したアトリウムが、キャンパスを利用する人の交流の中心となるようにしました。
教室のある低層部は西側の街並みに対し階段状にセットバックし、バルコニーを緑化、周辺環境と調和した景観を創ります。
高層部は、“知”の集積をイメージした深い庇のグリッドで構成し、日射負荷を軽減するとともに陰影のある表情を創出します。
建物内には学際交流の場となるラウンジを効果的に設けています。
中間階には低層階の学生と高層階の院生・教員の交流・憩いの場となるクロスフィールドラウンジを設けるなど、様々な知的コミュニケーションを促す仕掛けを施しました。
