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ラグビー部 新監督に丹羽政彦氏が就任へ

新体制で16年ぶりに王座奪還へ。左から小村氏、丹羽氏、土佐氏

明治大学は2月22日、体育会ラグビー部の新体制に関する共同記者会見を駿河台キャンパスで開催し、丹羽政彦氏(清水建設株式会社、1991年文学部卒)の新監督就任を発表した。ヘッドコーチには小村淳氏(1992年政治経済学部卒)、バックスコーチには土佐忠麿氏(1994年法学部卒)が就任する。就任日は4月1日。

会見には、松橋公治副学長(学生部長)、小畑精和ラグビー部長(政治経済学部教授)、丹羽氏、小村氏、土佐氏、ラグビー部OB会長の鈴木忠義氏(1966年法学部卒)が出席。松橋副学長が14年ぶりに対抗戦優勝に導いた吉田義人監督の功績にふれ、「ラグビー部再建の礎ができた。本学ラグビー部の活躍はあらゆる関係者を一つにする力を持っている。校友からも16年ぶりの日本一奪還を望む声は高い」と新体制への期待を述べた。
丹羽氏は「吉田監督の作り上げたチームを引き継ぎ、さらに成長させたい。日本ラグビーの発展のためにも新たな一歩を踏み出す」と述べた上で、具体的には「メイジはまずFWが強くなければ」と“重戦車FW”の立て直しと、選手の体づくりの強化を課題に挙げた。在学中に指導を受けた故・北島忠治元監督に「感謝をもって恩返しをしたい」と明大ラグビー部をさらに『前へ』導くことを誓った。

丹羽氏は、吉田監督と左右のWTBコンビで1990年度の大学選手権優勝に貢献。卒業後は清水建設ラグビー部に進み、関東社会人リーグで主将および副将として2度の優勝を果たした。今後は、籍を清水建設に置きつつ、寮で選手と共同生活を送りながら大学日本一奪回を目指す。任期は2年。