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「国際協力人材育成プログラム」ガイダンス開催 3キャンパスで1000人超が参加

「語学習得を超えた高い次元を目指す」とプログラムを説明する長尾副学長 参加希望者が教室に入りきらず、急遽会場がホールに変更された(中野キャンパス)

明治大学、立教大学、国際大学の3大学連携による共同教育プログラム「国際協力人材育成プログラム」の履修ガイダンスが、4月2日の中野キャンパスを皮切りに、和泉・生田キャンパスで行われた。3キャンパス合わせて1000人を超える学生が参加し、明大生の国際社会への関心の高さをうかがわせた。

同プログラムは、地球規模の課題に対応するための知識や能力などを身につけ、国際機関において活躍する人材を育てることを目的とした明大・立大の学部生を対象とする共同教育プログラム。国際問題について人権・開発経済・教育支援等の観点から学び、「グローバル共通教養」を身につけることを入口とした「モチベーション・パス」と、国際大学の協力を得て英語のみで行われる集中講義、フィールドリサーチ科目がさらに盛り込まれた「キャリア・パス」から成る。

中野キャンパスでのガイダンスでは、取組責任者の長尾進副学長(国際日本学部教授)が説明を行い「このプログラムは、英語で国際問題を深く学ぶ。将来、国際公務に就くにあたり、学部生のうちに学んでおいてもらいたいことをふんだんに盛り込んだ」と充実したカリキュラム内容に自信をのぞかせた。さらに、国際協力機関からのゲストスピーカーや講師、多様な留学生と交流することが想定されることにふれ、「美しいクイーンズ・イングリッシュを習得したい人には違うと思われるかもしれない。世界中の様々な国の人たちが国際問題を語り合うときに使う英語には、それぞれの国の訛りがあるからだ。多様な人と触れ合い、語り合う本プログラムを通じ、国際社会に貢献する人材が生まれることを念願している」と期待を込めた。

このプログラムは2012年6月18日、明治大学、立教大学、国際大学との間で「国際協力人材の育成に関する協定」を締結して以降、3大学が連携して開発したもので、文部科学省公募プログラム「国公私立大学を通じた大学教育改革の支援」にも採択されている(本紙第648号既報)。