「熱血!気仙塾 in 明治大学」開催



7階ラウンジで開催された「熱血!気仙塾」。「復興支援の中にも楽しみを見つけることが大事」と語る安倍氏

山本俊哉研究室(山本俊哉理工学部教授)と田村誠邦研究室(田村誠邦理工学部特任教授)は「熱血!気仙塾」と共催で4月19日、「第3回 熱血!気仙塾 in 明治大学—東日本大震災より3年目を迎え、夢からかたちへ—」と題した意見交換会を、コメンテーターに安倍晋三首相夫人の安倍昭恵氏らを招き、中野キャンパスで開催した。「熱血!気仙塾」は、東日本大震災の被災地である気仙地区(気仙町、大船渡市、陸前高田市など)を振興するために、明治大学・法政大学・中央大学の学生らが、現地から学び、還元するプロジェクト。

会の最初、陸前高田市仮設住宅自治会連絡会の副会長も務める武蔵和敏事務局長が、震災後の気仙地区の人口減少・流出の問題や、被災者が暮らす仮設住宅の現状と課題について説明した。

頻繁に被災地の仮設住宅を訪れているという安倍氏は「仮設住宅ではなく、普通の住宅で余生を送りたいと願うお年寄りは多い。こまめに利用者の声を聞いていくことが大切」と述べた。

実際に被災地を訪問した学生からは「防音が不十分で家族間のプライバシーもなく、人間関係でトラブルが起きている」「仮設住宅は本来の家ではないという意識が住人のコミュニティの希薄さに繋がっている」など、新たに生まれている問題が報告された。

その後、本会のコーディネーターである理工学部の山本教授を交え、最小限の広さの家から家族構成の変化に合わせて徐々に大きくしていくなど、工夫を凝らした住宅再建について意見交換された。理工学部の田村特任教授は「住宅再建の制度が整えられても、経済的な問題で利用できる人が少ないのが現状。仮設住宅から住宅再建へ流れが一貫していることが大切」との見解を示した。

会の最後には、気仙地区の農業・漁業の再生事例や、現地を訪ねるスタディツアーの楽しい様子が紹介された。閉会にあたり武蔵事務局長は「今、被災地で求められるものは、ガレキ撤去から心のふれあいに変わっている。学生の自由な発想を活かして様々な観点から活動に加わってほしい」と述べ、若い力を中心とした「熱血!気仙塾」の重要性を改めて訴えた。

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