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和泉ボランティアセンター 明大生が高校生に向けてボランティア体験を発表



和やかな雰囲気の中、体験談を発表した(上)中野さん、(下)横溝さん

本学のボランティアサークルである社会福祉研究部に所属する中野亜矢子さん(文3)と、学生赤十字奉仕団クローバーに所属する横溝未来さん(政経3)は4月11日、和泉キャンパスの近隣に位置する、日本女子体育大学附属二階堂高等学校の保健福祉コース1年生約50人を対象とするボランティア入門講座に招かれ、「“人”に関わるボランティア活動をしている大学生の体験談」というテーマで、活動体験の発表を行った。

中野さんと横溝さんの二人は、自身の高校時代の話、子どもや高齢者、障がい者に関わるボランティア活動参加へのきっかけや楽しさ、やりがいを自らの体験を交えて発表した。

高校生たちは熱心にメモを取りながら、真剣な眼差しで発表に耳を傾けた。僅かな時間ながらも、通学に同じ京王線の『明大前駅』を使うこともあり、教室内はすぐに打ち解け合い、生徒たちからは「子どもたちの対応で困ったことは」「ボランティアを辞めようと思ったことは」など活発な質問も出された。授業が終わってからも、二人は生徒たちに囲まれ、個別の相談にのったり、談笑したり、終始和やかな雰囲気だった。

発表を終えた二人は、「最初はかなり緊張したけど、生徒さんたちが真剣に聞いてくれたので嬉しかった」とホッとした様子を見せ、続けて「自分にとっても、今までのボランティア活動を振り返って整理することができた。とても楽しい授業に参加できて感謝している」と述べ、今回の発表は学生と生徒の両者にとって有意義な機会となった。

日本女子体育大学附属二階堂高等学校

代々木に「二階堂体操塾」として1922年に創設。個性の育成とともに、社会に役立つ女性を育成するという目的のもと、2009年からは総合進学・体育・保健福祉の3コース制を導入。保健福祉コースは、さまざまな人と共に生きる喜びや支え合う大切さを学び、優しさや思いやりを育む「心の教育」を中心に据えている。