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藤江副学長が文科省シンポジウムに参加

パネルディスカッションで発言する藤江副学長 他大関係者らの注目を集めた明大の取り組み紹介コーナー

文部科学省は5月10日、「地域と協働する大学づくりシンポジウム~地域と大学の更なる協働に向けて~」を同省旧庁舎講堂で開催。藤江昌嗣副学長(社会連携担当)がパネリストとして参加し、明治大学の取り組みを紹介するとともに、大学の地域貢献の重要性を訴えた。

同シンポには、全国の大学関係者や行政関係者ら200人以上が出席。冒頭、文科省の合田隆史生涯学習政策局長が「さらなる大学と地域との連携に向け、本日のシンポがネットワークづくりにもつながれば」とあいさつし、同省の池田貴城大学振興課長は「大学の使命は教育、研究と社会貢献。大学はもっと社会貢献にも目を向け、教育資源を地域との連携に生かしてほしい」と呼びかけた。

続いて行われたパネルディスカッションには、藤江副学長のほか、門川大作京都市長や他大学の研究者ら5人がパネリストとして参加。独立行政法人国立高等専門学校機構理事の上月正博氏(前文科省大臣官房審議官)がファシリテーター(進行役)を務めた。

藤江副学長は、明大創立者3人の出身地(鳥取県・山形県・福井県)への学生派遣プログラムなど、大学独自の地域・社会連携事業を紹介。その上で、地域連携について「大学や地域に生きる企業・市民・行政がそれぞれ、『自らが主役』という意識を持ち、互いの特性を生かさねばならない。すぐに結果を求められがちだが、焦らず辛抱強い取り組みが必要だ」などと述べた。

シンポ会場内では、明大など全国の18大学がポスターなどを用いて地域貢献の取り組みを紹介する「ポスターセッション」も行われ、明大のコーナーには他大学関係者らが多く来訪。担当者へ盛んに質問するなど、明大への関心の高さをうかがわせた。

そのほか、出席者全員での全体討議やミニワークショップ、会場を移しての情報交換会なども開催され、同シンポは盛況のうちに終了した。