Go Forward

世界の国から明大へ

「世界へ」を使命に掲げ、国際化を推進する明治大学。
アジアや米国から、学生や研究交流の発展のために多くの海外大学関係者が来訪した。

タイ・泰日工業大学

福宮学長(中央右)とクリサダー学長(中央左)学生交流などのますますの発展を祈念して

泰日工業大学(タイ・バンコク)のクリサダー・ヴィサワティーラノン学長らが5月10日、本学駿河台キャンパスを訪れ、福宮賢一学長や勝悦子副学長(国際交流担当)らと大学間交流について懇談した。

福宮学長は、この5月に明治大学アセアンセンターをバンコクに開設したことに触れ、「センターが本格的に動き出す。ますます絆を強め、学生レベルでの交流を深めたい」とますますの交流促進への期待を述べた。

クリサダー学長は「泰日工業大学は、明治大学アセアンセンターから距離的にも近い。今後は学生交流も含め、センターの活用方法などを共に考えていきましょう」と流暢な日本語で応じた。

続いて、タイにおける日本語学習の需要や、明治大学アセアンセンターを活用した明大の講義のサテライト聴講、学生交流の具体的な方法について意見を交換した。国際連携機構の関山健特任准教授が、現在日本を訪れている同大学の学生を招き、明大生と共に、「タイ経済における日本」をテーマに授業を行う計画を紹介するなど、より活発な交流について話した。 

泰日工業大学


日本からタイへの技術移転や、日系企業のニーズに合った人材育成を目的に2007年に開校した大学。工学部、情報学部、経営学部の3学部と大学院があり、約3500人が学んでいる。奨学金、インターンシップ受け入れ、設備投資など、同大を支援する団体は日系企業を中心に300以上に上り、今年1月には安倍晋三首相も同校を訪れた。

中国・中央財経大学



今後の連携強化を誓い、握手を交わす勝副学長(左)と李副学長

中国の中央財経大学の李俊生副学長らが5月15日、駿河台キャンパスを訪れ、グローバルフロント17階で勝悦子副学長(国際交流担当)らと今後の学生交流について意見を交換した。

勝副学長は、本学大学院経営学研究科と中央財経大学財政・公共管理学院との間で学術連携が進んでいることに謝辞を述べ、学生の海外派遣や5月に開所したタイの明治大学アセアンセンターなど本学の国際連携の取り組みを紹介した。そして、「本学でも英語教育に力を入れているが、中国語力の強化も非常に重要だと認識している。今後中国の重要性は益々高まるので、より連携を強化していきたい」と期待を述べた。

李副学長は、中央財経大が経済学・経営学・法学部分野において、中国国内で高い評価を受けている事例や同大の英語コースの取り組みなどについて説明し、「国際化を進めるうえで、日本の大学、特に明治大学は非常に重要なパートナー。今後は日本語・中国語だけでなく、英語を媒介にした学生交流プログラムや、ビジネス孔子学院の設立なども視野に入れ、交流を推進していきたい」と話した。

中央財経大学は2006年に本学と大学間協定を結んでいる。

ベトナム社会科学院(政府直属研究機関)

笑顔がつなぐ友好の架け橋。貴賓室での記念撮影

ベトナム政府直属の社会科学系研究機関「ベトナム社会科学院」のグエン・クアン・トゥアン副院長ら一行が5月24日、駿河台キャンパスを訪問し、勝悦子副学長(国際交流担当)らと懇談した。協定締結も念頭に今後、交流を図っていくことを確認し合った。

トゥアン副院長ら9名の一行は到着後、まず明治大学博物館を見学。続いて、リバティタワー23階の貴賓室にて、勝副学長や文学部の吉村武彦文学部教授ら明治大学側の出席者6人と懇談した。

懇談の中で勝副学長は、ASEAN(アセアン/東南アジア諸国連合)の国々との大学間交流形成支援を目指す明大独自のプログラムがあることを紹介。また、ベトナムから日本への留学生が増加傾向にあることなどにも触れ、「本日このような場が設けられ、双方の交流が進むのは素晴らしいこと。今後、学部間や研究者間での交流を図っていければ」と歓迎の意を示した。

トゥアン副院長は「日本の教育と科学技術に興味がある。共同研究プロジェクトや人材育成プログラムの立ち上げなど、明大との関係構築に向けて密に連絡を取っていきたい」と、今後の連携に期待を寄せた。

懇談の後は、お土産の交換と記念撮影。続いて、隣の矢代操ホールに場所を移しての夕食会も催され、さらに親交を深め合った。