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主将が学生大会初優勝/関東学生大会



少林寺拳法部 金森 翔吾

学生大会無冠の主将が初めてトロフィーを手にした。金森翔吾主将(商4=中部大第一)が、昨年すべての大会で優勝した堀尾愛(商2=姫路商)と組み、男女二段以上の部で初優勝。一度も学生大会での1位がなかった金森の顔には、安堵と自信に満ちた表情が浮かんだ。同じスポーツ推薦で入学した副将の高橋育恵(政経4=越ヶ谷)が2年生以降、常に1位を取り続けていた。「かなり意識していた」と、同期の活躍を気にせずにはいられなかった。転機は、今年卒業した新井椋大(13年政経卒)との3年次の関東学生大会に向けた練習。学生有数の実力者による厳しい指導が金森を変えた。満を持して迎えた今大会では、金森にとって初めての下級生とのペア。今まで上級生と組んでも結果を残せず、少しながら申し訳なさを感じることもあった。「自分と同じ思いはさせたくなかった」。堀尾を引っ張るように大迫力の演武で「早く見せたい」と前日に語っていた通り、最高段位の部門でも全く臆することはなかった。主将に続くように、高橋を始め4年生の8人中6人が入賞した。総合優勝は早大に奪われたが「勝てない相手ではない」と全日本でのリベンジを誓った。

(かなもり・しょうご 商4 中部大第一高 176cm・65kg)

文・今野 春佑(政経3)写真・中田 宏明(経営2)