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文学研究科 中国社会科学院と学術研究会



大学院文学研究科と中国社会科学院との第3回学術研究会が6月15・16日の両日、中国・北京市の中国社会科学院近代史研究所学術報告庁で開催された。

明治大学で昨年7月に開かれた研究会に続く学術交流で、今回のテーマは「中日交流与中日関係的歴史考察」。15日は「古代中国、日本与中日関係」について同研究科の井上和人特任教授、文学部の石川日出志教授、吉村武彦教授が、16日は「近代中国、日本与中日関係」について文学部の落合弘樹教授、林義勝教授、伊勢弘志兼任講師が研究報告をし、コメントと質疑が寄せられた。

中国側からも両日で6人が報告。中国側の研究は、「『集安高句麗碑』の立碑年代」(徐建新研究員)、「辛亥鼎革期における伊集院彦吉の時局観察および対華政策の主張」(戴東陽副研究員)など、実証的で時勢に合ったテーマの報告があり、議論が盛り上がった。北京大学・清華大学・南開大学からも研究者が参加するオープンな形で行われ、日本研究が進んでいるという印象の強い学術研究会となった。(吉村武彦・文学部教授)