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開発途上国で学生ボランティア 国連ボランティア計画(UNV)と連携

UNVと連携する6校の責任者ら

国連ユースボランティアへ学生を派遣する協力協定署名式と了解事項交換式が6月3日、国連大学(東京都渋谷区)で開かれ、勝悦子副学長(国際交流担当)などが出席した。

国連ユースボランティアは、国連ボランティア計画(UNV、国連機関)と大学が連携し、学生を途上国へボランティアとして派遣するプログラム。基幹校の関西学院大学とUNVの間で締結した協力協定に基づき、5大学(上智大学・明治大学・明治学院大学・立教大学・東洋大学)を加えた計6大学が参加する。

式に出席したUNV事務局長のリチャード・ディクタス氏は、今回の調印の喜びと協力大学への感謝を述べ、「大きなチャレンジを恐れない若者のエネルギーこそが世界を平和にすることができる。このボランティアを通じて、学生たちがglobal citizen(世界市民)になることを学び、将来の国際的リーダーとなることを期待している」とあいさつした。

今回、明大からは政治経済学部生3人が派遣のための選考を受ける予定。各参加校から選ばれた学生10数人は9月下旬からアジア・アフリカ12の開発途上国で約6カ月間、ボランティア活動に携わる。

勝副学長は、今回のプログラムへの参加を「国際社会への貢献と、グローバル人材の育成という二つの観点から大変意義のあるプログラム」とし、「高い語学力を持ち、タフな人材の育成を目指すという点でも本学の目指すところと一致しており、学生たちの活躍を期待したい」と述べた。