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カランメソッド 反射的に英語で返答「英語脳」訓練

息つく間もなく「英語脳」が鍛えられていく

このたび、明治大学グローバル人材育成推進事業の取り組みの一つとして行われた「実践的英語力強化プログラム」の“カランメソッド”。英語に対するパターン認識と処理スピード=「英語脳」を徹底して訓練するこの学習法は、その特訓講座を受講した明大生全員のTOEICスコアが向上するなど、学生の間でも評判を呼んでいる。

カランメソッドは、通常より速いスピードで話す講師の質問に瞬時に答えることを繰り返し練習するのが特徴。通常ネイティブは1分間に150~180単語のスピードで話すが、カランメソッドの講師は、あえて1分間に200~230単語のスピードで話すため、学生は集中を強いられる。こうして講師のガイドに強制的かつ瞬時に答える訓練を重ねていくことで、母国語(日本語)で翻訳するプロセスを省き、反射的に英語で返答する「英語脳」が鍛えられる。これはヨーロッパ有数の語学学校「CALLAN SCHOOL」が開発した英会話学習法で、フィリピンの語学学校「QQ English」の専門指導講師が訓練を担当する。

本学では、インターネット(Skype)を使い海外の外国人講師と会話する1対1の英会話ライブ型eラーニング学習法を2011年度後期から取り入れ、昨年度までに79人が受講。本年度前期には、対面授業でのカランメソッドも初めて導入し、87人が受講した。

今回、初めての対面型カランメソッド(週3回・全20回、1クラスあたり4人)のクラスを修了した受講生の話を紹介する。

先生がとても親しみやすい方だったので、毎回楽しく授業を受けることができました。カランメソッドによって、質問を聞いて、それを頭の中で理解し、答え方を考えることが習慣づきました。最初はスピードが速くておされ気味でしたが、徐々に早く答えたい、という気持ちが強くなりました。また、耳が英語に慣れたと思います。せっかく英語に慣れたのだから、これからも習慣的に英語を聞く、喋る機会を自分で見つけていきたいと思います。
吉田明李さん(政経3)

最初は先生から出てくる英語の量に圧倒されましたが、先生のフレンドリーさや、クラスメイトに影響され英語を話すことに楽しささえ感じるようになりました。カランメソッドの先生は、日本語を理解出来ないので、自分が伝えたいことを、伝えきれないもどかしさを感じ、いっそう英語を勉強する意欲が湧きました。先生が身振り手振りを含めて一生懸命に伝えようとしてくれるので、自分もそれに答えたいという気持ちになり、集中して学習できました。
石川剛之さん(政経3)

校内に貼ってあったチラシを見て、TOEICのスコアアップと、将来は英語を用いて海外での仕事をしたいと思い受講しました。先生が、優しく丁寧にレッスンを進めてくれたので、楽しく受講できました。当初は戸惑いましたが、徐々に慣れて、面白くなりました。修了後は受講前に比べてリスニング力や英語で物事を考えてそのまま英語で話す力が向上したと思います。受講して本当に良かったです。今後も英語の勉強を続けていきたいです。
古本樹さん(政経4)

先生はフィリピンの方ですが、とても発音が綺麗で、アクセントに訛りもなく聞き取りやすい英語でした。教えるのがとても上手で、日に日に自分の英語力が向上していくのを感じ取ることができました。このプログラムの良い点は、発音をその場で正しく発音できるまで修正してくれることです。クラスは出席率がとても高く、英語を学びたいという共通の目的のもと、みんなで励まし合いながら楽しく学習でき、素晴らしい仲間を作ることができました。
伊藤昂太さん(政経4)