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国際化・研究力を強化 学長 福宮 賢一

海外から、そして全国から本学にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。学長として大変嬉しく思っております。

現在本学では、様々な改革に取り組んでおりますが、本日はその例として国際化と研究力の強化についてお話しいたします。

国際化については、2009年度に文部科学省からグローバル30の国際化拠点大学の1つに選定され、留学生の受け入れ数は1200人を上回る数に達しています。また、2012年度には文部科学省の大学教育改革の支援事業に、本学が申請した国際化に関する3つの事業が採択されました。いずれも厳しい採択率の中で採択されたものであり、本学はそういった国際化の拠点として期待される大学になってきているということをご理解いただきたいと思います。

一方、研究の面でもグローバルCOEという補助金に採択されたプログラムがありますが、これは研究・知財戦略機構という機構を立ち上げて全学的な研究サポートをする体制をつくったことが大きな要因となります。このグローバルCOEの研究をベースにして、大学院の先端数理科学研究科、そして本年度中野キャンパスに開設いたしました総合数理学部へとつながってまいりました。

国際化、研究力の強化というものを進めながら、着々と1つずつの成果を教育に還元していく。そんな仕組みが構築されつつあります。「次代を拓き、世界へ発信する大学」というのが、現在の学長方針です。その一歩、二歩を、少しずつでも進められるように頑張ってまいりたいと思っております。

これらの成果といたしまして、一般入学試験志願者数で7年連続10万人を超え、4年連続で全国1位になることができました。また、民間企業の調査「高校生の志願したい大学ランキング」にて、関東地区「総合・文系・理系・男子・女子」の5部門全てで1位をいただきました。我々は、こうした数字の部分での1位を目標にして様々な改革を進めているわけではなく、受け入れる学生に現在必要とされていることは何かを考え、それを地道に積み上げて改革を進め、社会に発信をしてきました。この積み重ねが「受けてみたい大学」という評価を受けることになっているのだと思っております。

校友の皆さまにおかれましては、引き続き本学の努力に対して温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。本日は、本当にありがとうございます。