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会計専門職研究科 小学生夏休み社会教室を開催

小学生にも“利益”がわかるように、身近なものを使って解説

専門職大学院会計専門職研究科は8月2日、小学生夏休み社会教室「会社とはなに?—会社の経営とお金のおはなし—」を駿河台キャンパスのアカデミーコモンで開催した。これは、小学生に企業経営や会計を通して現代社会の仕組みを学んでもらい、同研究科が使命とする高度職業人を育成するためのすそ野を広げることを目的としたもので、今回が初開催。教室には定員の20人を超える小学生が集まり、身近な例を元に企業経営や会計について学んだ。

まず初めに、会計専門職研究科長の吉村孝司教授が、「会社」や「会計」の言葉の意味と由来を、わかりやすく解説。それを踏まえて、会計専門職研究科2年の鈴木宏和さん、同1年の堀川大輔さんと齋藤正志さんが、コンビニエンスストアでのペットボトル飲料の原価と販売価格の関係、企業が更に利益を上げるための広告や販促品などの戦略を紹介した。また、ペットボトル飲料が自動販売機で販売される場合の原価と利益の関係や、家で調理するカレーライスの原価と店舗で提供されるカレーライスの価格の違い、サイズの違う洋服が同じ販売価格である理由などを例に挙げ、「いろいろな商品の原価と利益の関係を考えてみてほしい」と提案。渡邉雅雄准教授が「『利益』は企業や社会が元気になっていく仕組みで、大変大事なもの」と補足し、吉村教授が「これからも楽しい企画を考えるので、また明治大学に遊びにきてください」と呼びかけ、参加者たちが元気に返事をして社会教室が終了した。

参加者を対象にしたアンケートには「今日の学習を、普段の生活にも活かしていきたい」「社会のいろいろな仕組みがよくわかった」「社会のルールや、お金、利益などのことがたくさんわかってよい学習ができた」などの感想が寄せられた。