Go Forward

未来サポーター募金 奨学サポート資金 感謝の集いを開催

寄付者の皆さまとともに 感謝の集いで寄付者と奨学生が直接気持ちを伝えあった

駿河台キャンパス・リバティタワー岸本辰雄ホールで8月1日、「未来サポーター募金奨学サポート資金 感謝の集い」を開催しました。奨学サポート資金の寄付者と、奨学金給付を受けた学生が直接交流し、応援メッセージと感謝の気持ちを伝え合いました。

未来サポーター募金は2010年に新設した制度で、寄付者が5つの分野(①奨学サポート、②国際化サポート、③研究サポート、④スポーツサポート、⑤キャンパス整備サポート)から使い道を指定して寄付することができる寄付制度です。今回の「感謝の集い」には、奨学サポート資金に多大なるご貢献を賜りました校友寄付者を招待し、8人の方々にご臨席いただきました。学生は、事情により参加できなかった者を除く60人が参加しました。
式典では、始めに橋口隆二経営企画担当常勤理事(募金担当)があいさつに立ち、寄付者へ深謝した上で、「寄付者の方々の思いを胸に勉学に励み、将来社会で活躍してほしい」と奨学生たちを激励しました。続いて、三木一郎学務担当常勤理事(学生部担当)から「最近は経済的に困窮している学生が増えており、このように多くの方からの寄付で学生たちが安心して学業に打ち込むことができるのは、非常にありがたい」と謝意を述べ、「学生の皆さんは社会に出ても、こうした支援を受けたことを忘れずに、善意の輪を次の世代へと広げてください」と呼びかけました。

次に、奨学生を代表して2人が寄付者へ感謝の言葉を述べました。理工学部の女子学生(4年)は「奨学金のおかげで充実した学生生活を送れています。卒業後は明治の大学院に進学し、将来は専門を生かした職業に就きたいです。奨学生であることを励みに夢に向けて頑張ります」と力強く宣言。文学部の男子学生(3年)は「寄付者の方々に直接お会いし、感謝の気持ちを伝えられて嬉しい」と今回の機会を喜ぶと同時に、「より一層の責任感を持って大学生活を送らなければならないという思いを強くしました。家庭環境が厳しい奨学生も多いですが、苦しい状況を知っているからこそ、明確な目標を見据え、将来に羽ばたきたいと思います」と誓いました。そして、奨学生全員の感謝の言葉をまとめた冊子を奨学生から寄付者一人ひとりに手渡しました。

続いて、列席した寄付者の皆さまからごあいさつを頂戴しました。「卒業後50数年が経ち、大学に何か恩返しをしたいと考えていました。次代を担う皆さんの力になれて嬉しいです。今後もより多くの学生の皆さんに奨学金が行き渡るようサポートを続けたいと思います」(北本雅章氏、1962年経営学部卒業)など、奨学生に向けて心温まるメッセージをいただきました。

最後に松橋公治副学長(学務担当兼学生部長)が「人生は支え合いです。多くの人に支えられていることを自覚し、その支えを自分の力にして人生を豊かにしてください」と奨学生を激励し、閉会しました。