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商学部 JTBコーポレートセールス社長に新事業提案

張りつめた中にも、学生ならではの着想に笑顔

商学部の「特別テーマ実践科目」で本年度開講された23テーマの1つで、JTBコーポレートセールスとの産学連携による「サービス新事業開発の考え方とその手法を学ぶ」(担当=菊池一夫教授)を受講した学生50人は、夏休み最終日となる9月19日、同本社である新宿パークタワー26階で、川村益之代表取締役社長や福田敦トラベルクリエイティブ局長らに対して、半年間の学習成果をまとめた「旅」を基軸とする新事業提案報告会に臨んだ。

この報告会は、11月10日に本学で開催される「第3回 学生新事業提案コンテスト Compass 2013」の出場をかけた予選も兼ねたもの。「訪日外国人旅行者向けに、JTBのリソースを活用して作成する多言語対応の観光ガイドと地図ナビゲーションを付けたシェアバイク(貸自転車)事業」を提案したグループが優勝し、コンテストへの出場権を獲得した。

初めてJTBコーポレートセールスで行われた今回の報告会は、10人超のJTB社員も聴講する緊張感あふれる中で行われ、7グループが10分間の持ち時間で、それぞれに磨き上げた新事業案を発表した。さらに、終了するごとに5分間の質疑応答も行われ、審査員を務める川村社長からは、「ビジネスとしてエッジの効いた魅力が欲しい」「着眼点は良いが収益化をどう目指すのか」など、プロフェッショナルとしての鋭い指摘もあり、学生たちにとって貴重な体験の場となった。

3時間に及ぶ報告を終えると成績が発表され、3位までのグループには川村社長から表彰状が手渡された。また、続く講評で川村社長は、自身が30代で社内起業した時の経験に触れ、「当時、役員一人ひとりに新事業の説明をしたが、『事業にならない』と全員から否定された。しかし、社長にプレゼンテーションした際に、情熱だけは伝えることができた。その結果、『若者にやらせてみよう』と採用に至り、今がある」とのエピソードを披露し、「今日の結果に一喜一憂する必要はない。若いうちはやり直しがきく。果敢にチャレンジすることが大切だ」と熱い応援メッセージを贈った。

閉会にあたり、菊池教授とともに学生を引率した大友純教授があいさつに立ち、関係者への謝辞に続けて、「実際のビジネス、社会にとって必要となる事業を考えるのは難しいもの。今日得られた気づきと経験を大切にして欲しい」と総括し、学生たちの成長に期待を込め報告会をしめくくった。

JTB 学生新事業提案コンテスト Compass 2013

要事前申込

このコンテストは、「旅を基軸とした無限の可能性に挑戦!!」をテーマに、各大学などの予選を勝ち抜いた8チームが、JTBコーポレートセールスの社長に向けて新規事業のプレゼンテーションを行い、優勝、準優勝、3位を決定する。

開催日
11月10日(日) 

場 所
駿河台キャンパス・リバティタワー1階 リバティーホール

主 催
JTBコーポレートセールス

協 力
明治大学商学部ゼミナール協議会、明治大学マーケティング研究会、早稲田大学マーケティング研究会、慶應義塾大学経済新人会マーケティング研究部、日本学生観光連盟

後 援
明治大学商学部、Dreamer Train事務局
問い合わせ・閲覧の申し込みはホームページからhttp://compass2013.info/
お問い合わせ先

Compass 2013

http://compass2013.info/