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第16回ホームカミングデーを開催

全員で肩を組んで校歌斉唱 子どもたちが喜ぶ企画も盛りだくさん

校友を母校にお迎えする「第16回ホームカミングデー」が10月20日、駿河台キャンパスで開催された。この日は午前中から雨が降り続くあいにくの天候だったが、3800人もの校友やその家族らが来校し、旧友との再会や現役学生との交流などを楽しんだ。

アカデミーホールで挙行された開会式はテレビ静岡の吉澤美菜アナウンサー(2011年政経卒)の司会で進行。冒頭、運営委員長の森久経営学部教授が開会のあいさつに立ち、「明治大学を支える大きな力の1つは紛れもなく校友の皆さまの母校を思う心。その気持ちにこたえ、校友との連携を一層強化するため、大学ではこのイベントを毎年開催している」とホームカミングデーの意義を説明し、「秋の1日の限られた時間だが、久しぶりの母校を大いに楽しんでほしい」と述べた。

大学関係者と来賓の紹介に続いてあいさつした日髙憲三理事長は、和泉図書館やグローバル・フロントなど近年新たに整備した大学施設などを紹介し、「古い明治を知る人には現在のキャンパスの様子は驚きだろう。今後も明治大学はさらに進展、発展しなければいけない。世界に輝くトップユニバーシティとして個性豊かなグローバルリーダーを育成するため、全学を挙げて改革に取り組む」と意気込みを語った。そして、「ホームカミングデーを楽しんだ校友の皆さまが、胸を張って母校の成長を周りの方々に報告されるならば、これに勝る喜びはない。有意義な1日を過ごしてほしい」と呼びかけた。

開口一番「お帰りなさい!」と校友を迎えた福宮賢一学長は、「学び舎を共にした仲間が全国から集まる1日。学生に返って大いに語らい、大いに楽しんで」と 来校を歓迎。そして、総合数理学部の誕生など最近の大学の動きを説明し、「伝統の中で、着々と革新を進めている。グローバル化で変化の激しい時代を、しな やかにたくましく生き抜く未来開拓力を備えた人材を育てるための努力を続けており、こうした努力が受験生からの人気につながっている。今後も母校を温かい 眼差しでお見守りください」と校友のさらなる支援を求めた。

続いて、向殿政男校友会長があいさつし、「最近の明治大学は名声を得ており、誇りに思える母校を持てたことを幸せに思う。今日1日ゆっくりと母校を見て、『明治はひとつ』の合言葉の下、大学と一緒になって母校を支えほしい」と述べた。

その後、卒業後60年・50年・40年・30年・20年・10年を代表して、ジャズピアニストの今田勝氏(1953年商卒)、映画配給会社「ギャガ」代表 取締役会長兼社長CEO依田巽氏(1963年経営卒)、大丸・松坂屋ホールディングスの共同持株会社「J.フロントリテイリング」代表取締役社長山本良一 氏(1973年商卒)、陶芸家の西島隆氏(1983年大学院理工学研修了)、文化放送アナウンサー鈴木純子氏(1993年文卒)、作家木村綾子氏 (2003年政経卒)が母校での思い出や卒業後の明大との関わりなどを披露。最後に会場全員で肩を組み、校歌を3番まで歌い上げ、閉会した。

駿河台キャンパスでは、この日、マンドリン倶楽部や合唱団コンサート、子ども向けの「キッズワークショップ」など50近いイベントが催され、校友らは学生時代にタイムスリップし、母校での1日を満喫した。

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