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ガバナンス研究科 マレーシア政府幹部公務員が研修

熱心な様子でガバナンスについて学ぶマレーシアからの研修生たち

専門職大学院ガバナンス研究科は9月10~14日、マレーシア政府を中心として設立された幹部国家公務員養成機関「ラザック・スクール・オブ・ガバメント」と共催で、同国政府の幹部公務員(州政府地域調整官等)を対象とする研修を、昨年度に引き続き駿河台キャンパスで実施した。

この研修は、「A Quest for Governance in Asia-Leadership: Finance and Civic Engagement-(アジアのガバナンスモデルを求めて-リーダーシップ、財政と協働)」を総合テーマとし、「アジアにおけるガバナンスや行政改革に伴う課題」、「日本における経済発展と海外投資」、「東京における産業育成および観光政策」、「財政政策および予算管理」、「中小企業政策と地域振興」、「地域社会における協働とコミュニティ形成」、「地域発展と環境」、「地方自治体におけるコミュニティとの協働事例」、「日本的経営」、「財政危機」、「日本企業の財務分析」、「日本における危機管理」、「ASEANと東アジア」に関する講義やワークショップを、グローバル・ビジネス研究科教員の協力も得て実施した。

参加者は日本での1週間の研修後、マレーシアに帰国。州政府など各自の業務において、研修の成果を実際に反映させる方法について研究を進め、ガバナンス研究科教員が11月にマレーシアへ訪問した際、導入策の検証や評価を行う。同研究科では外国人特任教員も3人在籍しており、今後より積極的に海外の政府・自治体へ向けた研修を実施していく予定。
(専門職大学院事務室)