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商学部 特別テーマ海外研修科目 米国とアルゼンチンでフィールドトリップ

ラプラタ国立大でのジョイントクラスの様子 日系人移住地の花卉市場にも訪問

商学部特別テーマ海外研修科目「ラテンアメリカ異文化交流プログラム」の受講生4人が、9月4~17日、米国とアルゼンチンの2カ国でフィールドトリップを実施した。

今回のフィールドトリップでは、日本とラテンアメリカ地域のパートナーシップを将来どのように発展させていくべきかについて、学生自身が考えることを大きな目標に掲げ、米ワシントンDCでは世界銀行などの国際機関のスペシャリストたちとのミーティングを重ね、さまざまな専門性について学んだ。続いてアルゼンチンでは、日系人との交流を通じた異文化相互理解を目指して活動。アルゼンチン中東部の街ラプラタでは本学協定校のラプラタ国立大学生と交流したほか、日系人移住地の花卉市場Mercoflorや日本語学校を訪問した。ブエノスアイレスでは、国際協力機構(JICA)事務所やインターナショナルスクール「日亜学院」への訪問に加え、第17回汎米日系人会年次大会(COPANI)に参加し、8組のメイン報告者の1組として「Awareness of Issue Surrounding Nikkei and Japan」とのタイトルで、日本人と日系人の相互理解を促進するための方策について英語でプレゼンテーションを行った。日本から参加した大学生による報告は、日系人を中心とした300人近い参加者に大きなインパクトを与え、報告後はペルーのネット配信テレビ局のインタビューも受けた。COPANI翌日の文化交流イベントでは、「ソーラン節」をレクチャー。参加した日系人を中心とした幅広い年代のアルゼンチンの人々と一緒に踊り、交流を深めた。

本科目は日本学生支援機構(JASSO)の2013年度留学生交流支援制度(短期派遣)の採択プログラム。14日間のフィールドトリップでは連日のハードスケジュールに加え、日本出発後も深夜までCOPANIでの報告の準備をし、相当ハードな研修となったが、受講生は最後まで全員で協力して各プログラムを乗り切った。
(中林真理子商学部教授)