Go Forward

“Never give up !” ギネス記録保持者が講演

鉄の棒の両端に女子学生をぶら下げ1回転。この後、この棒を折り曲げた

中野教育研究支援事務室(国際連携)は10月3日、ギネス記録保持者によるパフォーマンス講演会を中野キャンパス低層棟5階ホールで開催した。

この日、180人の学生を前に登壇したのは、米カリフォルニア出身で現在、世界各地で講演活動をしているジョン・プリティキン氏。会場から大きな拍手で迎えられたプリティキン氏は、まず初めに2009年にギネスに登録されたフライパン曲げを披露。学生たちが大きな歓声を上げ、パフォーマンスにくぎ付けになると、続けて会場にいた2人の女子学生をぶら下げた鉄の棒を持ち上げたり、歯に挟んだ鉄の棒を2つに折り曲げたりして会場を沸かせた。

会場が熱気に包まれると、プリティキン氏の半生についての講演がスタート。学習障害を抱え、うまく話すことや読み書きができなかったことから同級生にいじめを受けたり、クラス担任から「高校進学も無理」などと突き放されたりしたつらい経験を明かした。そして、こうした逆境にも負けず必死に努力を続け、大学でトップクラスの成績を修め、世界で活躍するパフォーマーに成長するまでについて講演。「“Never give up”(絶対にあきらめない)。あなたたち一人ひとりが特別な存在なのだ」と会場の学生に訴えた。

講演を聞いた大西由佳梨さん(国日4)は、「逆境を乗り越えた人だからこその説得力があった。『君たちは一人じゃない』『決してあきらめないで』という言葉がとても心に響いた」と感激した様子だった。