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法学会法律相談部 岐阜県多治見市で移動法律相談を実施



法学会法律相談部は8月17~18日、岐阜県多治見市の市文化会館で「夏季移動法律相談」を実施した。夏季移動法律相談実行委員長の森谷知美さんの活動報告を掲載する。

次なる節目へ実りある第1歩

法学部3年 森谷 知美さん

移動法律相談は昨年度、大きな節目となる第50回目を迎え、今回はその歴史を背負ったうえで、これからにつながるような移動法律相談を創りあげることを目標に掲げていました。開催にあたってご協力いただいた現地校友会の皆さん、後援団体の皆さん、顧問弁護士の先生方のお蔭で、次なる節目の100回目への第1歩となるような実りあるものになりました。

相談1日目(17日)には11件、2日目(18日)には13件の相談を受け、2日間で合計24件という成果を上げることができました。移動法律相談の際の相談件数は開催地に大きく左右され、例年と比較するとこの数字は決して多いとは言えません。

しかし、それでも、私たちにとっては誇りを持てる数字です。大学生による無料法律相談というものにあまりなじみのない土地で、これだけの方々が私たちの活動に理解を示してくださったという事実は、私たちのこれからの活動に非常に励みになるものです。

今回は参加した学生が例年より多かったので、相談卓を増設しました。そのため、1人当たりの相談件数が少し減ってしまいましたが、内容の濃いものが多く、参加者全員とても勉強になりました。

普段の相談活動では、1日に数件の相談を受けたり、3日間連続で相談活動をしたりすることはほとんどないので、この移動法律相談は年に1度の非常に貴重な経験です。

9月21日からは後期の相談活動が始まりました。前期はまだ相談に不慣れだった2年生も移動法律相談を経て成長し、後期からは相談の中心となります。3年生も、これまで磨いてきた相談の技術を後輩に伝えつつ、活動の集大成として相談に取り組んでいきます。