文部科学省と科学技術振興機構は10月30日、大型産学連携事業「革新的イノベーション創出プログラム」(Center of Innovation、以下COI)の採択結果を発表。本学総合数理学部先端メディアサイエンス学科を中心とする研究グループ(運営リーダー:荒川薫同学部教授)の「感性に基づく個別化循環型社会の創造」がCOI-T(トライアル)として採択された。本学は同課題の中核機関として、サテライト機関の慶應義塾大学・関西学院大学・山形大学や複数の企業と連携しながら研究開発を進めると同時に、2年後のCOI本採択に向けてコンセプトや要素技術の検証を行う。
今回、COI-Tに採択された「感性に基づく個別化循環型社会の創造」は、大量生産・大量消費社会における受動的消費者を、直接ものづくりができる「創造的生活者」へと変革させる研究。人と社会における感性価値の指標化、個人に変革をもたらす創造活動支援技術、3Dプリンタなどに代表されるディジタルファブリケーション技術とを連携させた研究を推進する。
COIは、10年後を見通した革新的な研究開発課題について、既存の分野・組織の壁を取り払い、企業や大学だけでは実現できないイノベーションを産学連携で実現することを目指す国の大型プログラム。今回は申請総数190件の中から東京大学や京都大学などを拠点とする12件がCOI中核機関に、将来の拠点候補となるCOI-Tに明大のグループを含め計14件が採択された。
今回、COI-Tに採択された「感性に基づく個別化循環型社会の創造」は、大量生産・大量消費社会における受動的消費者を、直接ものづくりができる「創造的生活者」へと変革させる研究。人と社会における感性価値の指標化、個人に変革をもたらす創造活動支援技術、3Dプリンタなどに代表されるディジタルファブリケーション技術とを連携させた研究を推進する。
COIは、10年後を見通した革新的な研究開発課題について、既存の分野・組織の壁を取り払い、企業や大学だけでは実現できないイノベーションを産学連携で実現することを目指す国の大型プログラム。今回は申請総数190件の中から東京大学や京都大学などを拠点とする12件がCOI中核機関に、将来の拠点候補となるCOI-Tに明大のグループを含め計14件が採択された。
COI-T「感性に基づく個別化循環型社会の創造」研究開発体制
中 核 機 関 | 明治大学 |
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拠点名 | 感性に基づく個別化循環型社会の創造 |
実施場所 | 明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科 |
プロジェクトリーダー | ロングフェロー代表取締役社長 松原健二 氏 |
研究リーダー | 慶應義塾大学環境情報学部 村井純学部長 |
運営リーダー | 明治大学総合数理学部 荒川薫教授 |
参画企業 | チームラボ、ドワンゴ |
連携機関 | ニコニコ学会β、産業技術総合研究所、 情報科学芸術大学院大学 |
サテライト機関 | 慶應義塾大学 |
拠点名 | ディジタルファブリケーション国際研究拠点 |
実施場所 | 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス |
研究リーダー | 慶應義塾大学環境情報学部 田中浩也准教授 |
サテライト機関 | 関西学院大学 |
拠点名 | 感性価値創造研究拠点 |
実施場所 | 関西学院大学理工学部/感性価値創造研究センター |
研究リーダー | 関西学院大学感性価値創造研究センター長 長田典子教授 |
サテライト機関 | 山形大学 |
拠点名 | 有機3D+プリンターシステム拠点 |
実施場所 | 山形大学工学部 |
研究リーダー | 山形大学ライフ・ 3Dプリンタ創成センター長 古川英光教授 |