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シェイクスピアプロジェクト 「ヘンリー四世」を上演

迫力のある演技に観客から大きな拍手が送られた(中央が橋口さん)

明大生がシェイクスピア劇に挑む「明治大学シェイクスピアプロジェクト」(以下MSP)の2013年度公演「ヘンリー四世」が11月8~10日の3日間、駿河台キャンパス・アカデミーホールで開催された。公演は全5回行われ、延べ3425人が来場。学生たちは3カ月にわたって稽古を積んだ渾身の演技で会場を魅了した。同公演でフォルスタッフ役としてユーモラスな演技を見せた橋口克哉さん(文4)からの寄稿を紹介する。

Show must go on!

文学部4年  橋口 克哉さん


僕がMSPと出会ったのは2年前の「冬物語」の公演でした。別の舞台で共演した先輩が主役を務め、友達も多く出演していたので、軽い気持ちで観に行きましたが、舞台のサイズ、大人数での芝居、照明、生演奏、全てに圧倒され、思わず立ち上がり声援を送っていました。その帰り道「来年はどんなに忙しくてもあの舞台に立ちたい!」と強く思ったのが出演のきっかけです。そして、昨年の「お気に召すまま」に出演。1回のステージで約800人のお客様から浴びる拍手の虜になり、今年の「ヘンリー四世」の出演も早々に決めました。

稽古が始まると、夏休みは土日以外毎日稽古、筋トレと大変でした。でも、そんな辛い稽古も、3カ月間ほぼ毎日一緒に過ごした、友達を超えた「仲間」がいたから乗り超えることができました。同級生、後輩、皆といる時間が僕に力をくれました。

ご父母、校友の皆さま、来年も楽しみにしていてください。ご来場いただいたことのない方も、来年はぜひ劇場までお越しください。後悔はさせません。きっと後輩たちが頑張ってくれます。

劇中で「Show must go onだ!」というセリフを言いました。何が起こっても続けなくては、と言うことわざです。MSPはこれからも続きますが、作品を豊かにするのは、作る側の力と多くのお客様の目に触れることだと思います。お客様が1人でも多く増えるだけで、僕らは飛び跳ねて喜びます。どうかMSPをごひいきに。