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ズームアップ〈第523回〉BKリーダー・山口復帰でいざ明早戦へ 関東大学ラグビー対抗戦



ラグビー部 山口 修平

王者帝京大に敗れたラグビー部だが、明早戦を前にケガで対抗戦の舞台を離れていたSH山口修平選手(政経4=佐賀工)が復帰した。「戻ってくればチームの雰囲気も変わると思う」と丹羽政彦監督も期待を寄せるキーマン。昨年の対抗戦では、持ち前のスピードで多くのトライを奪った。しかし、BKリーダーとして迎えた今季は、筑波大戦や慶応大戦には負傷により出場できなかった。約2カ月ぶりの復帰戦は大学王者の帝京大戦となり「チームから抜けていたので、不安が大きい」と語っていたがブランクを感じさせない動きだった。トライこそならなかったが、前半途中にはラックからボールを持ちだすと相手のスキを突いて大きくゲイン。味方のノックオンでチャンスにはならなかったが会場を沸かせた。また、主将のNo.8圓生正義選手(政経4=大阪工大高〈現・常翔学園〉)が負傷により交代すると後半の苦しい場面でチームをけん引。逆転トライに向けてチームを一つにまとめようと声を張り上げていた。対抗戦も残すは12月1日の明早戦のみ。現行の国立競技場では最後の明早戦となる。明治にとって頼もしい男が満員の国立に歓喜の渦を巻き起こす。

(やまぐち・しゅうへい 政経4 佐賀工業高 172cm・68kg)