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山内特任教授が40年の研究成果を上梓 安倍総理も駆けつけ祝賀会を挙行

山内特任教授(左)をたたえる安倍総理

研究・知財戦略機構の山内昌之特任教授(東京大学名誉教授)の40年にわたる研究の集大成著書「中東国際関係史研究—トルコ革命とソビエト・ロシア1918-1923」(岩波書店)の出版を祝う会が11月25日、安倍晋三内閣総理大臣、納谷廣美学事顧問(前学長)、佐々木幹夫三菱商事相談役、日枝久フジ・メディア・ホールディングス代表取締役会長が発起人となり、東京・丸の内で盛大に挙行された。

祝賀会は、佐々木氏が開会の祝辞を述べ、日枝氏が乾杯の音頭を取った。

会半ばに、委員会を終えて駆けつけた安倍総理があいさつに立ち、総理の官房副長官時代からの付き合いである山内特任教授の、アカデミックかつ世界を的確に 俯瞰する評論をたたえた。また、現政権下においても、「教育再生実行会議」メンバー、「アジア文化交流懇談会」の座長を務めていることに言及し、謝辞が述 べられた。

返礼のあいさつで山内特任教授は、個人と国家の多元的な関係を鮮やかに論じている本書の著者らしく、現在の中東情勢に触れつつ、友の大切さを説きながら、関係者ならびに友人らへ感謝の言葉を述べた。

閉会のあいさつで納谷学事顧問は、国際社会の平和のためには山内特任教授の研究は非常に貴重であるとし、明治大学の研究・知財戦略機構において、その集大成が完成されたことに喜びを表した。山内特任教授は現在、本学の特別推進研究インスティテュートである国際総合研究所(MIGA: Meiji Institute for Global Affairs 所長=林良造特任教授)に所属し、持続可能な成長を通じ世界が平和と繁栄を享受するための提言や研究を行っている。