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第9回父母交流会 父母2600人が駿河台キャンパスで交流

笑いの絶えない講演で会場を沸かせた北野氏 お土産に明大グッズが大人気

連合父母会は11月17日、第9回父母交流会を駿河台キャンパスで開催した。秋晴れの下、日ごろ学生が学ぶリバティタワー、アカデミーコモン、グローバルフロントに2600人を超える父母が来場し、交流を楽しんだ。

父母交流会は、父母間の交流や子女が学ぶキャンパス見学などを目的に連合父母会が開催するもので、日本全国の父母会を2ブロックに分けて、毎年交互に実施している。今年度は東京以西の34地区が対象となった。

アカデミーホールで行われた開会式で、連合父母会の片桐通夫会長は満員の父母を前に交流会プログラムの見どころを紹介し、「施設見学や講演、学生による演奏などを通じて、明治大学の人気の秘密を発見してほしい。明治大学を第2の母校として、今日1日楽しんでください」とあいさつ。続いて父母会名誉会長である福宮賢一学長、日髙憲三理事長、飯田和人教務担当常勤理事が、大学の取り組みを紹介するとともに日ごろの支援に厚い謝辞を述べ、参加の父母を歓迎した。

開会式に続く講演会には、元理工学部教授の北野大氏が登壇。「北野家の訓(おし)え」をテーマに講演を行い、弟である武氏のエピソードを交えながら、人間性を重視した北野家の母の訓え5カ条を披露した。さらに北野氏自らの人生観として「(1)人間は全て平等、職業も平等(2)やってみせ、言って聞かせて、 させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ(3)決して無駄な経験はない」の3点を解説。ユーモアを交えながら人材育成に必要な考え方を説き、会場では父母の笑い声とともに大きくうなずく姿が何度も見られた。

その後、アカデミーホールではゲストとして招かれたキュウ・ウォン・ハンと1966カルテットが、弦楽器の美しい音色と歌声を響かせた。さらに学生サークルが日ごろの練習の成果を父母の前で披露。また、リバティタワーでは黒川農場の農作物販売や東北被災地の物産販売が短時間で完売。恒例となった漫画研究会による似顔絵コーナーも好評で、順番待ちの列ができていた。

アカデミーホールでは最後に応援団が熱のこもったステージを繰り広げ、会場の全員で校歌を熱唱して、1日を締めくくった。