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オリンピック日本代表選手を目指して

2020年のオリンピック開催地に東京が決定したことを受け、今号では、オリンピック出場に向けて日々励んでいる部の中から水泳部と卓球部をご紹介します。

水泳部

写真提供:明大スポーツ新聞部

2013年度の主な競技成績
日本学生選手権水泳競技大会200メートル平泳ぎ・200メートルバタフライ・女子800メートルリレー優勝、
世界選手権大会1500メートル自由形9位、ユニバーシアード競技大会200メートルバタフライ銀メダル

未来サポーター募金ご支援のお願い

体育会水泳部監督 須田 邦明

2020年東京オリンピック招致が決まりました。日本での開催ということで体育会水泳部としてはなんとしても、学生とOBからオリンピアンを輩出させるべく強化にあたりたいと思います。

2013年は世界選手権に男子が1人出場し、1500メートル自由形で第9位、ユニバーシアード大会では男子2人、女子3人が出場し、200メートルバタフライで銀メダルを獲得しています。新入生でも世界ジュニア選手権、ジュニアパンパシフィック大会など国際大会でのメダリストが入学予定です。

その選手たちを「オリンピックに出場させる。メダリストにする」ということを、夢や希望で終わらせるのではなく、リオデジャネイロ、東京で実現させていかなくてはなりません。そのためには国際大会での経験を積ませ、実績を残す必要があり、2年後、6年後に照準を合わせて、国内外での強化合宿等を計画的に組み入れることが必要不可欠です。

水泳部のOB会、OB有志からそのための強化費用を支援いただいておりますが、学生選手を、また卒業後も日本代表として世界で戦える選手を育成し、そし て、水泳部、明治大学のさらなる躍進のためにも、未来サポーター募金(スポーツサポート資金)でのご支援ならびに日本学生選手権など競技会でのご声援をお願いいたします。

卓球部

明大スポーツ新聞部

2013年度の主な競技成績
全日本大学総合卓球選手権大会 男子シングルス、男子ダブルス優勝

2020年 東京オリンピックに向けて

体育会卓球部監督 児玉 圭司

2020年の東京オリンピックが決定したというビッグニュースは、単にスポーツ界のみならず、全国民に明るい話題として取り上げられ、日本の経済界や個々の選手に与えた影響も計り知れないほど大きいものでした。あらゆる競技の選手たちにとって、「よし!東京まで頑張るぞ」という、新しいエネルギーとなったことでしょう。

世界中の人々がスポーツに熱中する理由は、自分の夢に向かって、血がにじむような努力を重ねている選手の姿を観て、感動や感激を与えられるからではないでしょうか。

体育会卓球部では、現日本チャンピオンで、全日本学生選手権でも優勝した丹羽孝希選手(政経1)が、リオデジャネイロオリンピックでも東京オリンピックでもエース格として活躍することは間違いないでしょう。また、全日本で史上初のシングルス5連覇を果たしたOBの水谷隼選手(2013年政経卒)も日本卓球界を牽引するリーダー的存在としてその実力を存分に発揮するでしょう。東京オリンピックが決まった後、彼は「東京で必ず中国を倒したい」と決意を語ってくれました。「今、丹羽君をはじめ、若手の選手たちが、僕の最も良かった時期(世界ランク5位)を超えるのは難しい。僕がもっと、もっと強くなって、その水谷隼を追い越せるようになれば、中国に勝てるだろうと思っています。僕は、原点に戻って、中国に勝つにはどうしたらいいかを模索し、焦らずにがんばっていきます」と話す姿に、彼の強い意志と思いが伝わってきて、深い感動を覚えました。日本卓球男子は、水谷選手、そして、彼を追い抜こうとする選手たちの厳しいつばぜり合いによって、東京オリンピックで金メダルを獲得する—そんな明るい未来が見えてきたと確信しています。