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図書館/教育開発・支援センター 教職員合同で初年次リテラシー教育研修

教職員の垣根を超えて活発な情報交換

図書館と教育開発・支援センターは1月31日、和泉キャンパス和泉図書館ホールで2013年度後期初年次リテラシー教育研修会を開催した。教員と事務職員の双方を対象とした合同型の研修で、学部長や副教務部長らを始めとする教員や図書館員ら事務職員計約30人が参加した。

本学の初年次教育は、教室における学部独自のプログラムのほか、図書館が「学びの場」として位置づけられているのが特徴で、教職員協働で全学部の学生を対象にしたプログラムを提供している。今回の研修は、こうした状況を踏まえ、学部で初年次教育を担当する教員によるリテラシー教育の実践例や、図書館が提供するリテラシー教育プログラムなどについて紹介。質疑応答などを通じて教職員相互に情報交換を行った。
研修の冒頭、開会のあいさつに立った図書館副館長の鈴木哲也法学部准教授は「図書館ではリテラシー教育の一環として『図書館活用法』という授業を 教職員協働で実施している。このような図書館の実践活動は今後、学部や教職員という垣根を超えた全学的な動きの中心となっていく可能性があり、本日の研修会で多くの情報交換がなされることを期待している」と述べた。

続いて、和泉図書館の坂口雅樹事務長が「図書館のリテラシー教育」、商学部 の鳥居高教授が「明治大学・学部でのリテラシー教育」、和泉図書館事務室の矢野恵子氏が「学部間共通総合講座『図書館活用法』とリテラシー教育」と題し て、取り組み実績などを紹介。最後に、米カリフォルニア大学バークレー校教育・学習センターでシニアコンサルタントを務める渡邊有樹子氏が、同大で行われ ている初年次教育や、同大での教育支援・アセスメント(評価)支援についての事例などを紹介した。

教育開発・支援センター長の竹本田持副 学長(教務担当、農学部教授)は閉会のあいさつで、「今回が初めての試みだったが、非常に充実した研修で、図書館は大学にとって核となる施設だと改めて実感した」と総括し、「今後もこのように高いレベルの研修を続けていきたい」と力を込めた。