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日加学術フォーラム 日本・カナダの学生が「高齢化」テーマに交流・発表会

成果発表会でプレゼンする井ノ口さん(左から2番目) 日本とカナダの課題を互いに検証し学生同士の交流を深めた

明治大学は2月15~23日、「日加学術フォーラム」を開催。日本・カナダの学生各14人の計28人が参加し、「持続可能な未来をどう築くか —高齢化に直面する日加の課題」をメインテーマとして、英語による講義や、グループディスカッション、フィールドワークなどを行った。

このフォーラムは、日加戦略的留学生交流促進プログラム(JACAC)が運営する短期学生交流プログラム。日加コンソーシアム加盟大学の学生が参加し、講義や討論、ワークショップを通じて両国の課題を検証、解決策を探るほか、学生同士の交流を深め、両国の相互理解を促進する。2009年度から毎年、日本とカナダで交互に開催しており、今年度は第5回目の開催で、明大が主催。本学からは、井ノ口真梨子さん(国日4)、石成宇さん(法2)の2人が参加した。

21日には、在日カナダ大使館(東京・港区)で成果発表会を開催。高円宮妃殿下御臨席のもと、福宮賢一学長、勝悦子副学長(国際交流担当)、情報コミュニケーション学部・鈴木健教授、経営学部・菊地端夫准教授、国際連携機構・北脇学特任講師、マッケンジー・クラグストン駐日カナダ大使等も列席し、学生たちの発表を見守った。グループプレゼンテーションでは日加混合チームで構成された7班が15分ずつ発表。日本・カナダを含め先進諸国共通の課題である高齢化問題について、シルバー・ビジネスの活発化や、コンパクト・シティへの取り組み等提案した。
修了式では主催校代表として福宮学長があいさつし、「日本とカナダの学生たちが互いの文化や社会への理解を深め、熱く語り合い、かけがえのない友情を育んでいる姿は、今後、ますますグローバル化する社会の未来に希望を感じさせてくれるものだった」と称え、「学生の皆さんはプログラム終了後も議論を深め、活躍していってほしい」と激励した。また、マッケンジー駐日カナダ大使は「今回のプログラムは、両国の共通点に気付ける素晴らしい機会だった」と語り、最後に高円宮妃殿下より「実際に考えて形にしたプレゼンテーションは、学生にとって貴重な経験になる」「今回学んだチームワークを社会で活かしてほしい」とのお言葉を賜った。