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JMOOCが新春講演会を駿河台キャンパスで開催

日本オープンオンライン教育推進協議会(以下JMOOC)は2月3日、駿河台キャンパス・グローバルフロントで新春講演会「オープン教育の未来を拓く日本発MOOC の展開」を開催。予定を大幅に上回る約300人が会場を訪れ、メイン会場のグローバルホールに隣接する多目的ホールも開場して中継でつないだ。

MOOC(ムーク)は、英語のMassive Open Online Coursesの略。世界的な有名大学や著名教授の講義がネット上に無料で公開され、世界のどこから誰でも受講ができることなどから、新たな教育サービスとして国内外で注目を集めている。米国スタンフォード大の教授らが設立した「Coursera」や米国ハーバード大とマサチューセッツ工科大が中心となって設立した「edX」などが有名で、JMOOCはその日本版として昨秋設立された。

今春からJMOOCが本格稼働するのを前に開かれた同講演会では、冒頭、会場校として福宮賢一学長があいさつに立ち、「多くの方々が来場され、JMOOCに対する関心の高さを実感した。本学の長期ビジョンでもICTの活用によるユビキタス教育の提供を謳っている。今後もJMOOCを始めとするさまざまな動きにアンテナを張り、より良い教育を実現したい」と語った。

続いて、本学研究・知財戦略機構の特任教授でもある福原美三JMOOC事務局長がJMOOC の事業を紹介。MOOCを巡る世界潮流やJMOOC のねらい、受講の流れ、2014年度開講する講座などについて説明した。その後、4月以降開講される講義を担当する東京大・早稲田大・放送大の教員がミニレクチャーを実施。慶應義塾大政策・メディア研究科の夏野剛特別招聘教授の基調講演後、質疑応答を経て、閉会した。