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付属明治高校で卒業式 255人が学び舎を後に

「学校生活こそ最大の宝物」と卒業生代表の芦沢さん

付属明治高等学校の2013年度卒業式が3月10日、同校鵜澤総明ホールで行われ、255人(男子158人、女子97人)が晴れの日を迎えた。保護者や在校生が見守る中挙行された式典には、大学からの来賓として日髙憲三理事長、福宮賢一学長をはじめ、大学役員・役職者らも参列し、卒業生の門出を祝った。

卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡した金子光男校長(政治経済学部教授)は、ドイツの哲学者カントの言葉にならって「現実なき理想は虚構であり、理想なき現実は盲目である」との言葉を贈った。「理想」を掲げ、どうすれば実現するかを検討し、懸命に努力することが重要だと説き、「君たちが大学に進むのは、こうした課題に取り組むためだと思う。そこでの勉学は過酷を極めることだろう。だが、怯むことはない。これまでの努力が、君たちを支えてくれるからだ」と、卒業生を激励した。
卒業生を代表して答辞に立った芦沢柚香さんは、「学校生活こそ、私たちが手にした最大の宝物」と3年間を振り返り、「感謝の気持ちと紫紺を胸に、明治高校より未来に向かって歩み始めます」と決意を語った。

この日母校を巣立った卒業生のうち236人が明治大学に進学し、19人が他大学などに進む。