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岩手県厨川中学校の生徒が来訪 明大の震災復興支援活動について学習

自身の経験も交えながら、大学と学生が行っている復興支援活動を紹介した松橋副学長

岩手県盛岡市立厨川中学校の生徒6人が4月16日、学習旅行における班別自主研修の一環として駿河台キャンパスを訪れ、明治大学の震災復興支援活動について聞き取り調査を行った。

中学生は、学習旅行の学級テーマ「真の復興へ向けて」を踏まえて、東日本大震災の復興支援を継続して行っている東京の企業や団体を訪ね、支援の取り組みの成果や課題などについて学んでいる。明治大学が学生ボランティアを中心にさまざまな復興支援活動やボランティア人材の育成を積極的に行っていることから、今回の訪問が実現した。
本学からは、震災復興支援センター副センター長であり、岩手県出身の松橋公治副学長(学務担当)が応対。松橋副学長は、地元岩手の話題などで中学生の緊張を和らげた後、明治大学の復興支援活動の様子がまとめられた映像を見せながら、詳しい活動を紹介した。

続いて、本学の「ボランティアセンター」と「震災復興支援センター」の歴史を、具体的な事例をあげて説明。被災地へ赴く学生への旅費交通費の一部助成や、 ボランティア活動を含めた学習に単位を付与する実習科目の設置などにより、明治大学全体で2013年度は延べ600人を超える学生が復興支援活動に参加したことも紹介した。

「学生はボランティア活動を通じて、大学の授業では経験できない貴重な体験をしている。知らない土地へ行って知らない人たちと話すことは、何よりの財産と なり糧ともなる」と話す松橋副学長に、熱心にメモを取りながら話を聞いていた中学生たちからは「支援活動をしていて大変だったこと」「今後の活動予定」などの質問が次々と寄せられた。