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法学部 江藤ゼミが噛み切り易い「切り餅」で特許出願

表彰式最後には、宇宙飛行士の毛利衛選考委員長(日本科学未来館館長)から、表彰者へ励ましの言葉が贈られた 噛み切り易くするための切り込み溝が表裏面の異なる位置に形成された「切り餅」

2013年度パテントコンテスト(主催:文部科学省、特許庁、日本弁理士会、工業所有権情報・研修館)の表彰式が1月27日、セルリアンタワー東急ホテル(渋谷区)で開催され、法学部の江藤聡明ゼミナール(知的財産法)が発明した「切り餅」(発明の名称「調理用餅」)が大学部門の特許出願支援対象作品として入選、同ゼミの共同発明者8人が表彰された。

このコンテストは学生を対象に、知的財産権制度への理解を深めることを目的として、発明・デザインを広く募集。本年度は、377件の応募があり、学識経験者などで構成される選考委員会による選考の結果、27件(大学部門では11件)が入選した。

入選者は、弁理士による指導のもと特許庁へ特許出願等を行い、必要な経費の支援を受けることができる。

江藤ゼミが発明した「切り餅」は、お年寄りや子供が餅を喉に詰まらせることを少しでも防止しようとしたもの。3月18日付で特許出願を終え、早期審査の申請も行っており、結果次第では年内にも特許権の取得が期待される。

知的財産権制度
知的創造活動によって生み出されたものを、創作した人の財産として保護するための制度(特許庁HP 「知的財産権について」より)。