Go Forward

信州大学、長野県長和町と今後の連携強化を確認

福宮学長らが「黒耀石研究センター」など訪問

信州大学とは連携協定を更新 長和町の羽田町長らと記念撮影 黒耀石研究センターで説明を受ける福宮学長(右)

福宮賢一学長は4月、明治大学研究・知財戦略機構の付属研究施設である「黒耀石研究センター」(長野県長和町)のほか、同町役場、信州大学を相次いで訪問した。

黒耀石研究センターは、2001年4月に設立された国内唯一の黒曜石と人類史に関する研究施設。小野昭センター長(研究・知財戦略機構特任教授)らに施設を案内された福宮学長や山本昌弘副学長(研究担当)からは多くの質問が寄せられ、熱のこもった議論も交わされた。

長野県長和町は県のほぼ中央に位置。文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「ヒト—資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」(研究代表者:小野昭特任教授)の調査遂行にあたり、同町には多大な協力を受けているほか、黒耀石研究センターとも幅広い協力関係にある。

今回の町役場訪問では、羽田健一郎町長ら町関係者と本学関係者が和やかに懇談。本学側からは小野特任教授より、今年度に実施を検討している黒曜石研究に関する国際ワークショップ構想の説明があった。

最後の訪問場所となった信州大学は8学部からなる総合大学で、山沢清人学長のもと、理工医系に限らず、人文社会科学系の研究も融合した産学連携を進めている。本学と信州大学の間では2008年に連携・協力に関する協定を締結しており、2013年度も研究協力などを実施。今回の訪問で調印式を執り行い、本協定を更新した。

調印後の懇談では、本学の黒耀石研究センターやリバティアカデミーの取り組みが紹介され、信州大学からはアクア・イノベーション拠点(革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM))の紹介があった。また、信州大学から共同でのシンポジウム開催が提案されたことを受け、「ありがたい提案であり、何らかのお役に立ちたい」(福宮学長)と、引き続き連携・協力を進めていくことが確認された。

(研究知財事務室)