駿風

昨今、国内外の情勢に、風雲急を告げる感を禁じえない方も多いだろう。巨大地震、想定外の大津波、原発事故、急速に進む少子高齢化、近隣関係の悪化など国内事情だけでなく、ウクライナ情勢、南シナ海での衝突、欧州議会選挙の結果等、従来の枠組みでは捉えきれない事態が目白押しだ。

同時に、新聞やテレビなど既存のニュースメディアとインターネット上で進化を続ける新たなメディアの間に深刻な相互不信が生じ、中高年層と若年層の現状認識に楔を打ち込みつつある点も懸念される。このような時代、近く社会に出て行く若者たちに、どのような力が求められているだろうか。

専門的知識を活かす前提となり、国際交流にも欠かせないコミュニケーション能力はもちろんだが、近視眼的見方、短絡的思考に陥らないためには、世界史、特に近現代史の知識が不可欠であると、複数の識者が指摘している。

祖父母の世代が命と引き換えに獲得した平和である。未来への希望を生む自由で民主的な社会環境を守り、これからの世代へと引き継いで行くためにも、今こそ温故知新の教えを肝に銘じたいものである。

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