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商学部110周年シンポ「OBOG対談—商学部のアイデンティティと学生文化—」

(左から)卒業生の阪田さん、木村さん、在学生の松木さん

商学部は6月17日、和泉図書館ホールにて商学部110周年特別企画・学生シンポジウム「OBOG対談—商学部のアイデンティティと学生文化—」を開催。商学部卒業生の木村揚輔さん(2013年卒・スポーツニッポン新聞社)、阪田麻里子さん(2009年卒・NTTコミュニケーションズ)、現役学生を代表して商学部4年の松木翔彦さん(アイセック・ジャパン事務局員)の3人が登壇し、活発な意見交換が行われた。

シンポジウムに先立ちあいさつした商学部の中川秀一教授は「学生生活を送っている『いま』がどんなときなのか、何を大切にし、どんなことをしておくといいのか、学生同士で意見を交わし合う場所が必要」とした上で、「今回は身近な先輩、卒業して間もない先輩たちに、日ごろの仕事を通じて感じていること、学生時代に経験しておいてよかったことなどについて語ってもらえれば」と述べた。

シンポジウムで木村さんは、体育会硬式野球部OBの野村祐輔選手(現・広島カープ)に憧れて入った明大スポーツ新聞部での思い出や、大学生活をどう送って ほしいかを語り、「とにかく好きなものを尖らせて(突き詰めて)いってほしい。尖ったものがあれば何かに引っかかるはず」と学生たちを激励した。続いて阪 田さんは「自分が何をしたらいいのかを学生のうちによく考えてほしい。そして目的・目標を持って行動するように」とアドバイスした。

2人の話を受けて在学生の松木さんは「目的意識は、大切だと思った。自分で考えて自分で行動しないといけない」と先輩の言葉を噛み締めていた。その後の質疑応答では、学生から校友へ多くの質問が飛び交い、和やかな雰囲気の中でシンポジウムは終了した。

最後に中川教授は「参加した学生も、しっかりとした意見をもって質問をぶつけていた」と語り、「今後このシンポジウムが、学生にとって必要なことを、学生自身で考えて作るイベントになればいい」と、来年の同会に期待した。