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教育開発・支援センター 新任教員研修会を開催

人権委員会と初共催した「人権講演会」 新任教員に説明する竹本副学長

教育開発・支援センターは7月19日、今年度2回目の「新任教員研修会」を駿河台キャンパス・グローバルフロントで開催した。この研修会は当該年度に任用された専任教員と特任教員を対象に、本学の沿革や教育理念、教員としての心構えなどの理解を促し、教員自身の自己啓発意欲を高めることなどを目的に年2回開催。今回は2部構成で実施され、第2部では人権委員会との初共催による「人権講演会」が行われた。

第1部の冒頭、あいさつに立った福宮賢一学長は、先端数理科学インスティテュート(MIMS)が文部科学省「共同利用・共同研究拠点」に認定されたことなど研究面に触れ、「先生方もより一層の研究に励んでほしい」と激励した。

また、リクルート進学総研が実施する大学ブランドランキングの「志願したい大学」で、本学が6年連続1位(関東エリア)になったことにも言及。「魅力ある大学であるために、先生方のご協力を得ながら、地道な努力をひたすら続けていきたい」と今後の意気込みを語った。

続いて、教育開発・支援センター長である竹本田持副学長(教務担当)からの概要説明に続き、(1)「明治大学の入試概要」を山田朗副教務部長(文学部教授)、(2)「広報・オープンキャンパス、志願・入学する学生の特徴等」を鳥居高副教務部長(商学部教授)、(3)「明治大学の就職キャリア教育」を矢ケ崎淳子副教務部長(法学部教授)がそれぞれ説明。18歳人口の減少など大学を取り巻く厳しい環境の中で、本学が実施するさまざまな施策を紹介した。

第2部の「人権講演会」では身近な人権などをテーマに、伊藤直樹文学部教授と平岡和佳子理工学部教授がそれぞれ登壇した。臨床心理士でもある伊藤教授は「心の病を抱えた学生の理解と対応」と題してケーススタディを用いて講演。学生生活の中で学生たちが抱える悩みや状況に対し、できるだけ歩み寄ろうとする“学生のニーズに応じた支援”の重要性を説いた。

続いて、「キャンパス・ハラスメントについて」と題して講演した平岡教授は、学生や研究者、教職員など構成員が多様化し、関係が複雑化する大学の現状とそれに伴う相談事例を紹介。本学の建学理念『権利自由・独立自治』の観点から、「ハラスメントを“しない・させない”環境づくりに意識的に関わっていくことが大切だ」とした。