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ドリアン助川氏トークイベント「生き抜くことの価値」ハンセン病企画展の一環で開催

「生き抜くことの価値」をテーマに語る助川氏

作家や詩人、道化師などさまざまな顔を持ち、ラジオや新聞の人生相談の回答者として多くの人々の悩みや苦しみに触れてきたドリアン助川氏のトークイベントが7月4日、生田キャンパス・生田図書館Gallery ZEROで行われた。

「生き抜くことの価値」と題するこのトークイベントは、同ギャラリーで6月13日から7月8日まで開催された企画展「いのち、ひたすら—ハンセン病と絶対隔離がもたらしたこと」の一環。

助川氏は、生涯を療養所で過ごしてきたハンセン病の人たちへの聞き取りの経験から、「どんな人間にも生きる意味がある。『人の役に立つ』とか『立たない』とかいう人間の価値基準ではないところで、我々は生まれてきたんじゃないか」などと、命の存在する意味と生き抜く価値について参加者に語りかけた。

今回は外部からの参加者も多く、助川氏と会場との双方向でのやり取りが続く中で、イベントは盛況のうちに終了した。