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中央図書館 小学生2人が「一日図書館長」を体験

辞令を手に持ち金子館長と記念撮影 図書ラベル作成の様子

中央図書館は8月4日、小・中学生が「一日図書館長」になり図書館業務の一部を体験するイベントを開催した。今回は小学校5年の福島まことさん、和田美優さんの2人が選ばれ「一日図書館長」を務めた。

このイベントは大学の社会貢献の一環として2009年から始まったもの。参加者の子どもたちが中央図書館の施設や普段は見ることのできないバックヤードを見学し、業務の一部を体験することで、図書館の社会的役割を理解することを目的としている。

福島さん、和田さんの2人は最初に、金子邦彦図書館長(情報コミュニケーション学部教授)から「一日図書館長」の辞令を受け取り、午前は図書館入口で来館者への記念品贈呈やギャラリーの展示状況を確認した。

午後は図書ラベルの作成や、普段利用者が入ることができない貴重書庫、システム室の見学のほか、実際にカウンターで利用者を相手に貸出・返本業務も行った。一日の業務を終えると館長室にて図書館関係者、保護者らを前に、業務内容について感想を発表。最後は離任式を経て、無事に「一日図書館長」を退任した。

任務を終えた2人は「大学の図書館は規模がとても大きく、細部まで工夫されていてすごかった。仕事の体験もでき図書館についてとても勉強になった」(福島さん)、「貴重書庫の中は温度と湿度が変わらないように作られていて、本を大切にする大事さを実感した。本を大切にすることを未来に伝えていきたいと思う」(和田さん)などと、満足そうな様子だった。