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会計専門職研究科 小学生夏休み社会教室を開催

Meiji University Kid’s Business School 2014

吉村教授がレクチャーする「売れる“ひみつ”」に興味津々

専門職大学院の会計専門職研究科は8月6日、小学生夏休み社会教室「“あの商品が売れた理由”売れるしくみのお話—無料・限定・プレミアム・付録のひみつ」を駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催した。これは、商品の原価と販売価格や流通戦略の秘密について、いま人気のキャラクター関連商品など、身近な例を通して勉強するもので、20人を超える小学生が集まった。

この小学生夏休み社会教室は、昨年に続き2回目の開催で、小学生に現代社会の仕組みを学んでもらうことを目的とするもの。吉村孝司会計専門職研究科長、同研究科の大学院生らが講師を務めた。

授業は、無料で遊べるSNSゲームや、子どもに人気の「妖怪ウォッチ」のキャラクター商品などを例に、マーケティングのからくりを、子ども向けに分かりやすく解説。売れる商品の4つの秘密として、(1)商品のコンセプトがしっかりしている(2)価格設定がうまい(3)流通戦略が優れている(4)コミュニケーション戦略が優れているとまとめた。さらに、会社と消費者の責任にも触れ、「“欲しい”と“必要”はちがう」など、商品を売る仕組みに関心を持つことの重要性もレクチャーした。

保護者席から授業を見守った村松さん(東京練馬区在住)は、「理系の実験教室のようなものが多い中、マーケティングの講座は新鮮だった。題材も子どもたちに馴染みのあるもので、家に帰って子どもと話ができることも素晴らしいと思う。大人も勉強になりました」と感想を聞かせてくれた。