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図書館と教育開発・支援センターが「初年次リテラシー教育研修会」を共催

活発な質疑や意見交換が行われた研修会

明治大学図書館と教育開発・支援センターは8月1日、2014年度春学期の「初年次リテラシー教育研修会」を和泉キャンパス・和泉図書館ホールで共催した。

これは、各学部が初年次教育の一環として実施しているリテラシー(読み書きの能力や情報の活用力)科目や、初年次教育の「学びの場」と位置づけられている図書館が全学部の学生を対象に実施しているプログラムなどについて、教職員が情報や意見の交換を行い、初年次教育の一層の充実を目指すもの。

研修会では、鈴木哲也図書館副館長(法学部准教授)のあいさつに続き、図書館総務事務室の菊池亮一事務長が「図書館によるリテラシー教育の現状」をテーマに、学部間共通総合講座「図書館活用法」の開講や「ゼミツアー」の実施など、図書館の活動実績や今後の課題について報告。

続いて、和泉図書館事務室の折戸晶子事務長が「リテラシー教育に期待すること—カウンターサービスを通して見えること—」をテーマに報告を行い、「まず自力で文献を探してみて、それでもわからなければ図書館に聞くよう学生には指導してほしい」と各学部の教員に要望した。

その後、法学部の髙木正則准教授が「法学部における法律リテラシー教育」を、情報コミュニケーション学部の細野はるみ教授が「情報コミュニケーション学部における日本語表現」をテーマに、それぞれの学部の取り組みやその効果、学生の現状などについて報告。活発な意見交換も行われた。

最後に、鳥居高副教務部長(商学部教授)が閉会のあいさつに立ち、「各々の発表を聞いて、(リテラシー教育の科目やプログラムが)これだけ手厚いのかと驚いた」と感想を述べた上で、各学部や図書館による共通のプログラムづくりなどを今後の課題として指摘した。