駿風

『人は見た目が9割』という本がある。これを大学にあてはめると、講師控室が果たす役割は大きいと思う。ここを利用される多くは兼任講師の先生方である。この先生方にとっては、講師控室の「見た目」が本学への印象を決定的なものにする。講師控室はいわば大学の「顔」なのだ。

今年度、私は駿河台キャンパスで一時限目の授業をもっている。リバティタワーの講師控室の朝は気持ちがいい。入っていくと、「おはようございます」とすがすがしいあいさつで迎えられる。その間もここを切り盛りする職員の方々は机をふいたり、細々した備品を整えたりと裏方的な仕事に余念がない。スムーズに授業準備ができるよう心を配られていることが、ひしひしと伝わってくる。授業に向かう際には「お願いいたします」と声をかけられる。それで、きょうも精一杯の授業をしなければと気合いが入る。

講師控室の居心地が悪いと、教員は直感的に、ならばその程度の授業でいいのだと受け止めかねない。

秋学期の一限は週を追うごとに起きるのがつらくなる。それを奮い立たせてくれるのが、講師控室の輝きなのである。

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