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リバティホールで「秋季卒業式」学部・大学院から224人が巣立つ

「世界で輝く、強い『個』に」と福宮学長

明治大学は9月19日、2014年度「秋季卒業式」を駿河台キャンパス・リバティホールで執り行った。式典には福宮賢一学長、日髙憲三理事長、向殿政男校友会長、各学部長らが出席。学部・大学院を合わせて224人の新たな門出を祝福した。

式典ではまず福宮学長が、学部卒業生代表の岡宮久規さん(農学部)と、大学院修了生代表の髙野令さん(グローバル・ビジネス研究科)にそれぞれ学位記を授与。

告辞の中で福宮学長は「人として輝くことは、名声や富を追い求めることや、空疎な饒舌の中にあるものではない。それは、皆さん自身の自己研鑽の中にある」と激励。その上で、「困難を克服し、明るい未来を導くことを期待している。次代を拓く役割は、皆さんに託された」と今後の活躍に期待を込めた。

続いて祝辞に立った日髙理事長は、『大事をなさんと欲せば、小さなことを怠らず勤しむべし』という江戸時代の農政家・二宮尊徳の言葉を紹介。「充実した人生を送っていると見受けられる人は、些細なことにも手を抜かない。まずは、目の前のなすべきことに全力で取り組んでほしい」とエールを送った。

次に、向殿校友会長が「明治大学を卒業したという縁は一生のもので、後輩への支援が母校の発展にもつながる。皆さんにはどうか母校愛を持ち続けてほしい」と祝辞を述べ、卒業後の校友会への参加も呼びかけた。

式典の締めくくりには、参列者全員で校歌を1番から3番まで斉唱。穏やかな秋空の下、母校を巣立っていく卒業生たちの前途を祝った。

学部卒業生代表の岡宮さんは「この晴れ舞台で代表を務めたことは大変な誇り。明治で培った学問に対する姿勢を、次の進学先(大学院)でも引き継いでいきたい」と晴れやかな表情で話していた。