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ガバナンス研究科10周年記念シンポジウム

「公共政策大学院の未来~これまでの10年とこれからの10年~」

研究科創設期の奮闘をユーモラスに語る中邨名誉教授

公共政策大学院ガバナンス研究科は9月28日、開設10周年記念シンポジウム「公共政策大学院の未来~これまでの10年とこれからの10年~」を駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催。一般の人や受験予定者、修了生ら約150人が来場した。

開会のあいさつで、ガバナンス研究科長の市川宏雄教授は「ガバナンス研究科は、首長が学んだり、卒業して議員になったりと、教員も学生も世の中に影響と意味を与えている」と、会場にある首長や議員ら修了生の面々を確認しながら、同研究科10年間の実績に触れ、「我々は10年をつくった。(今日のシンポジウムで)過去を知り、次の10年につなげていきたい」と今後への意欲を語った。

第1部では「公共政策大学院にかけた夢」と題して、中邨章名誉教授が基調講演。大学院長の要職を務めながら、ガバナンス研究科の創設に奮闘した日々をユーモラスに語り、「当時は“ガバナンス”という言葉は不評で、その意味から説明しなければならなかった」などと振り返った。講演の最後には、同研究科のこれからとして、基礎的資料の精読、専門職大学院の融合、他大学との交流、リクルートの活性化を課題に挙げた。

第2部は、青山佾特任教授の司会進行で「ガバナンス研究科で何を学んだか」と題したパネルディスカッションを開催。

第1期生の成澤廣修氏(文京区長)、早坂義弘氏(東京都議会議員)、北川嘉昭氏(荒川区副区長)、第3期生の金井聡氏(森ビル㈱都市開発本部計画統括部計画企画部担当部長)、菊池宏江氏(日光市職員)、吉田佐織氏(浜松市職員)の6人が、修了生同士の歯に衣着せぬ議論を展開した。

各パネラーからは、「面白い人が集まるので継続してほしい」、「役所にいると頭がボンヤリしてしまうが、ガバナンス研究科で多面的な考え方を得られる」、「卒業後も週2回参加している」、「やる気のある人が集まっているので、オジサンにも劇的ビフォーアフターがある」、「思いもよらない雑多なところが魅力」、「開放され、ひらめき、知的に向上できる」と、ガバナンス研究科の魅力が次々と語られた。

ガバナンス研究科・2期入学試験

出願期間
2015年1月5日(月)~1月13日(火)
入試日
2015年2月7日(土)
http://www.meiji.ac.jp/mugs2/
※9月入学も実施(詳細は2015年5月頃にHP公開)